2001・11月


色闇(山藍紫姫子)
同人誌では何度か読んだことがあるんだけど、図書館にあったので借りてみた。この人の作品って、本当の意味でのJUNE小説とは違うよね。耽美小説って枠なのかな。
特に凄く惹かれるものがある作家ではないんだけど……時代物のこう言う小説ってあまりBoysLove系列では見かけないような気がするので…どう言う風に書かれているのかな、的興味が先立ってしまう。
面白いかどうかは人それぞれでしょうが……私は苦手です。なんか設定とか展開とかご都合主義臭い。(私が言うなって)
天の華・地の風 1〜3巻(江森備)
ご存知(?)小説JUNE誌上で掲載されていた私説三国志。
実は読んだことがなかったので(だって、あんまり「三国志」興味ないんだもん)…これも図書館にあったので借りてみた。
全10巻読破するつもりが、断念。駄目でした。
これもご都合主義くせぇ……
孔明のキャラもはっきり立ってないし……疲れたよ。途中で。
真田幸村(砂田弘)
いわゆる児童向け偉人伝。
とりあえず幸村について早急に把握したかったので、読んでみた。
まぁ、面白かった。次は普通の版を読む予定。
木曽義仲・上(山田智彦)
新聞連載小説。
義仲が好きなもので読んでみたんだけど、まだ上巻のみなので、まだ義仲はガキです。流転の展開中(爆)
新聞連載を纏めたものなので、同じ表現が何度も出て来るからちょっと疲れるけど……下巻読むかどうかは不明(なんでやねん)
ささらさや(加納朋子)
好きな作家さんです。
血生臭い殺人とか出て来るわけじゃない、心に染みるミステリーを書く人。
まだ10冊前後しか本は出てないけど、総て最高に面白い。特に「ガラスの麒麟」好き。すごく好き。泣いたもんなぁ。
今回の作品も泣きました。もうジーンとしちゃった。是非読んでみてね。
加納さんの作品はマジでおすすめです。ミステリー嫌いでも読んでみて。絶対外れないから。
ソードフィッシュ(ジョン・トラボルタ)
映像はスタイリッシュ。展開はスピーディ。キャラはかっこいい。
なかなかの完成度の映画でした。
人間関係がどきどきするし、最初の爆破シーンの格好良さ。最高。
ただ、テロにテロ返しして、それをOKとする思想には頷けない。
ムーランルージュ(ユアン・マクレガ―)
ミュージカル映画だった……前もってなんの情報もなく観に行ったので、びっくりした。ディズニー映画みたい。綺麗で豪華。画面がくるくる変わる…って感じ。
ミュージカル映画は「シェルブールの雨傘」以来。でも、ユアンもニコールも歌が上手くて、しかも聞いたことのある曲の歌詞違い&編曲違いなので、落ち着いて観られる。ミュージカル嫌いでも観られるよ。
アラジン&アラジン・ジャファーの逆襲
WOWOWで「ジャファーの逆襲」やってて、面白かったので、本編も借りてみた。このアニメの面白さってジーニーの面白さにイコールだね。
見てなかった自分が口惜しいくらい、ジーニー良かったよ。さすが山ちゃん。
太陽を盗んだ男(沢田研二)
今更、再鑑賞。
DVD化されたので、彼氏が借りて来たのを脇で見てた。
前見たときは、そこそこ面白いと思ったけど、改めて見ると「おいおい」映画だね。昔はいろんなこと考えないで観てたんだろうなぁ。
ジュリーは綺麗でした。
瞳の中の訪問者(片平なぎさ)
驚きのブラックジャックもの。
でも、メインは患者の片平なぎさの方なんだけど。ミステリ―感覚のLOVEストーリー。ちょい、大映ドラマ的濃さがある。
ブラックジャックが宍戸錠だし(爆)…ブラックジャックはやっぱ隆大介だろう。(観たことない人は是非ご覧下さい。最高だから)
柳生十兵衛の野望(萬屋錦之介)
なんでか借りちゃったよ。びっくり。
面白いには面白いんだけど……何処にどの辺に「野望」があったのか教えて欲しい。見えねぇ。「野望」なんて、何処にも見えねぇ……
ちなみに、ど派手な松方家光に比べて、白ずくめの西郷忠長がすげぇいい感じです。自分の家臣が死ぬところの叫びが……「しょうざーーーっ!」って…萌えました。いいなぁ、名前叫び。
ニンゲン合格(西島秀俊)
なんとも言い難い映画。
幸せなのか不幸なのか良くわからん。ラストは切なかったけど。何も残んないや。
永訣(舟木一夫)
昭和初期設定にありがちな戦争悲恋もの。昼メロ。完全に。
でも、嫌いじゃないからいいや。
舟木の海軍制服似合うし。怪我して寝込むとこには萌えたし。
でもなぁ。ラストがなぁ。なんだかなぁ。歌もなぁ……
告別(峰岸徹)
BSドラマなので、正確には映画じゃないけど。
いい話だった。誰でもあるもんなぁ。「もしも、あそこでこうしていたら…」って思うことって。実際、こう言うことがあったら、迷うもんなぁ。
峰岸の迷いも選択もなんか頷けたし。
いい作品です。幸せ気分になりたい人におすすめ。
新吾二十番勝負(大川橋蔵)
なんか内輪でブームなのよ。大川橋蔵。
いかにも娯楽映画。身分を隠して旅するのにそんな髪に着物じゃ目立ってしょうがねぇじゃん。なんだかなぁ。
でも、大川橋蔵は綺麗です。昔の時代劇俳優ってかっこいいよなぁ。
走れイチロー(中村雅俊)
期待せずに借りて来たんだけど、思いがけずいい映画だった。
長篇の中にいくつかのオムニバスが入ってる感じ。幸せになりたくて、優しくなりたいいろんな人のいろんな出来事が上手く絡み合って、ステキなゴールに向かって行く。そのきっかけにいつも「イチロー」がいる。そう言う映画。
幸せ気分になれるぞーーー!
もとのネタは村上龍の「走れタカハシ」……その「イチロー」の位置は、かつてのスター選手・高橋慶彦(広島〜ロッテ〜阪神〜ダイエー)。慶彦さんもイチローに勝るとも劣らない最高の選手だったんだよ。ちなみに、私の高校の先輩である。(橋幸夫、木の実ナナに続く有名人)
日本の黒い夏〜冤罪〜(中井貴一)
松本サリン事件を扱った映画。監督がリアリズムの人なので、冤罪食らったあの人が主役で、延々とくらーい話が続くのかと思ってたんだけど。
どうして冤罪が起きたかを高校生が追うって始まりだったので、びっくりしつつ、同じ視点で見ることが出来ました。良い映画です。
ラストはマジ、泣きました。反抗的だった記者が泣くシーンには余計に…
まだこう言う良質の映画作れるんだねぇ。邦画も。馬鹿に出来ないよ。
パンドラの箱には最後まで「希望」が残っていたんだよね。そう言えば……って映画。
隣のヒットマン(ブルース・ウィルス)
予告編で面白そうかもと思ってはいたんだけど、映画館に行くほどじゃなくて、やっとレンタルで観られました。
ばりばりのコメディかと思ってたのに……騙されました。すっきりと。
ラスト良かったなぁ。















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